糖尿病 - 今すぐ、フットケアを習慣に!!

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糖尿病 - 今すぐ、フットケアを習慣に!!

 皆さんこんにちは。看護師の瀧口です。

 つい先日、経済産業省が、人工知能(AI)を使って、糖尿病の改善や予防のための助言システムの開発に乗り出したというニュースがありました。糖尿病患者さんの生活習慣や体重変化などのデータを蓄積し、その関連をAIで分析して、個々人に最適な生活習慣の改善方法などをアドバイスするもので、2017年度中の完成を目指しているんだそうです。厚労省ではなく経産省主導というところも興味深いですね。

 さて、その“糖尿病”について、前回は基本的なことをお話ししました。今回は、糖尿病の合併症予防、悪化予防のため、重要でありながら見過ごされがちな足のケア(フットケア)についてお話しします。

フットケアの必要性

 糖尿病の人は、高血糖が長期間続くことで、免疫力が低下し、あらゆる感染症にかかりやすくなります。

 神経障害によって感覚が鈍くなっているため、小さな怪我に気付かず、そこからばい菌が入り、腐ってしまうこともあります。特に足に病変が起きやすく、これが足の壊疽(えそ)とよばれる状態です。

 ケガや虫刺されに気を付けていても、足の皮膚の乾燥でひび割れができたり、白癬(水虫)にかかったり、そうしたきっかけで壊疽を起こすこともあります。

 また、糖尿病による動脈硬化の進行で潰瘍や壊疽を起こすこともあります。

 このように、さまざまな事情で足に病変(壊死・壊疽)が起こり、重症の場合は足を切断することもあります。国内では年間約3千人が糖尿病により足を切断しています。

 一度足を切断すると、さらなる切断に至ることも少なくありません。また、足切断後の1年生存率は60%、5年生存率20%と、進行癌に匹敵するような生存率であるという報告もあります。

 アメリカでは、フットケアによって足の切断が半減したという報告があります。日本でもフットケアが重要視されており、フットケア外来を設ける医療機関も増えています。下肢救済・足病学会という学会もあるんですよ。

 このような事情から、糖尿病の自己管理では、血糖値を適正にコントロールすることはもちろん、足の管理(フットケア)が大切になります。

フットケアの必要性

フットケアの基本

 正しいフットケアのポイントをご説明します。

  • 毎日よく観察する
  • 足を毎日丁寧に洗い、清潔に保つ
  • 足を傷つけない
  • 靴ずれしないような靴を選ぶ
  • 靴下をはく
  • やけどに注意する
  • つめの手入れをする(ただし深爪はしない)
  • 保湿クリームなどで乾燥を防ぐ
  • 異常があれば、すぐに主治医に相談する(痛みがなくても相談する)
著者情報
 瀧口 景子
瀧口 景子

看護師

早稲田大学大学院修了。都内大学病院に勤務するなかで、病と闘う方々を別の角度からサポートしたいと考えるようになり、イマジン・グローバル・ケアに入社。看護学生、新人看護職員らを対象とする医療安全講師としても活動中。

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