季節の変わり目 ― 風邪・喘息・皮膚トラブルにご注意を!

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季節の変わり目 ― 風邪・喘息・皮膚トラブルにご注意を!

 皆さんこんにちは。看護師の瀧口です。

 ここ東京では、つい先日まで半袖でも過ごすことができましたが、今週からぐっと冷え込み、秋を感じる気候となっています。皆様のお住まいの地域ではいかがですか?

そしてこの時期から急に、風邪をひく人が増えてきます。

そもそも、なぜ、季節の変わり目に体調を崩す人が増えるのでしょうか。そして、この時期を健康に乗り切るには、どんなことに気を付けるべきなのでしょうか。

今回と次回の2回にわたり、この内容をお話ししましょう。

なぜ、季節の変わり目は要注意なの?

昔から、「季節の変わり目は疲れやすい、体調を崩しやすい」と言われますが、それはなぜなのでしょうか。

大きな原因は、日々、そして一日のうちでも気温の変化が大きくなることです。

朝は涼しかったのに、日中は夏に逆戻りしたような日差しを感じる、ということもよくありますよね。

 急な気温の変化に体は大きなストレスにさらされ、自律神経にも影響が及び、病気になりやすくなります。

 また、この時期は、気温が下がるだけでなく、空気中の水分の量も半減します。

 肌の角質層は、外気の湿度に応じて水分を蒸発させるので、空気が乾燥し始めるこの時期から、肌荒れ・肌の乾燥に悩む方が増えてきます。

 さらに、口やのど、鼻の内側の粘膜も乾燥することで、本来のバリア機能が弱まり、免疫力が低下して風邪などをひきやすくなります。

 暑い夏は、冷たいものばかり食べてしまったり、冷房を強く設定してしまったりしがちですよね。本来は、夏でも体を冷やしすぎることは健康上問題があり、冷えは免疫力の敵です。夏の生活のツケが、ここにきて顕在化し、体調不良を引き起こすのです。

なぜ、季節の変わり目は要注意なの?

喘息は、子どもの病気?

●喘息は、子どもの病気?

 「喘息(ぜんそく)」というと、お子さんの病気だと思っていませんか?実はこれは誤った認識で、どの年齢であっても発症する可能性があります。

 ただ、ご高齢の方の場合は、ご本人も「息苦しいのは歳のせい」と考えていることが多く、見逃されていることも多いのです。

 この喘息が悪化しやすいのが、まさに季節の変わり目。環境の変化が、気管支(空気の通り道)に刺激を与え、喘息発作を起こしやすくするのです。

 ご高齢の方の喘息で怖いのは、重症化しやすいということです。日本では、治療の進歩によって、喘息での死亡者数は減少してきていますが、それでもいまだに年間約2,000人の方が喘息発作で亡くなります。そして、その9割以上が65歳以上の方なのです。

 喘息発作は、深夜・早朝、風邪をひいたとき、疲れがたまっているとき、運動した時などに多く現れます。このようなタイミングで、明らかにこれまでと違う息苦しさがあるときは、「歳のせい」と決めつけず、早めに受診するようにしましょう。

喘息は、子どもの病気?

かゆみ、湿疹…皮膚のトラブルにも要注意!

空気が乾燥してくると、皮膚のトラブルが多くなります。特にご高齢の方は、代謝機能が低下しがちで、皮膚の水分量・皮脂量が減るので、肌が乾燥しやすくなっています。皮膚が乾燥すると、皮膚のバリアを破って刺激物質が入りやすくなり、さらに表皮内へ神経線維が伸び、かゆみが現れます。こうした理由で、毎年9月、10月ごろから、皮膚のかゆみや湿疹に悩まされる方が増えてきます。

 また、かゆみのせいで皮膚を爪でかきむしってしまい、症状がさらに悪化してしまうこともあります。

 私が病院に勤めていたころも、秋冬は、ご高齢の方には、肌に保湿剤を塗る、加湿器を導入するなどの対処方法をご案内するとともに、入浴の際、タオルでごしごしこすらないことなどもお伝えしていました。

 最近はスポーツジムに通う方も増えています。適度な運動は健康維持に欠かせませんが、汗をかいた後、スポーツジムでシャワーを浴び、それに加えてご自宅でもまた入浴して体をごしごしこすってしまうと、どうしても皮脂が枯渇しがちなのでご注意ください。

 本格的な冬がやってくる前から肌をケアして、バリア機能を低下させないようにしましょう!

著者情報
 瀧口 景子
瀧口 景子

看護師

看護師。早稲田大学大学院修了。都内大学病院に勤務後、企業に勤務。看護学生、新人看護職員らを対象とする医療安全講師としても活動中。

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