夏の食中毒

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夏の食中毒

 皆さんこんにちは。看護師の瀧口です。

 ジメジメ梅雨の季節がやってきました。これからの季節、気温がぐんぐん上がると心配になるのが食中毒。

 今回は、これからの時期、特にご注意いただきたい食中毒についてお話しします。

夏に多い食中毒とは?

 食中毒とは、有害な微生物などを含む食べ物によって起こる症状(腹痛、下痢、嘔吐など)です。

 原因は、細菌、ウイルス、自然毒、寄生虫、化学物質などさまざまで、症状や、食べてから症状が出るまでの期間もそれぞれ異なります。

そして、夏の食中毒の原因として注意したいのが細菌です。

細菌による食中毒は、以下の2種類に分かれます。

(1)感染型

 汚染された食べ物を食べることにより細菌が体内で増殖し、細胞を傷つけたり毒素を出したりする

(2)毒素型

 細菌が産生した毒素を含む食べ物を食べることで症状を起こす

 細菌は、20度~人の体温程度で最も活発に増殖します。

 また、多くの細菌は、湿度が高くなると増殖が活発になります。そのため、梅雨の時期から9月頃にかけて、細菌性食中毒が多く発生するのです。逆に、冬場はウイルス(特にノロウイルス)による食中毒が増えます。

原因代表例
細菌感染型:サルモネラ・腸炎ビブリオ・病原性大腸菌
毒素型:黄色ブドウ球菌・ボツリヌス菌
ウイルスノロウイルス、ロタウイルス
自然毒フグ、貝、キノコ

細胞を傷つけたり毒素を出したりする

食中毒になったら?

 食中毒は、急な腹痛、下痢、嘔吐で始まることが多く、高熱や血便を伴うケースもあります。

 感染型食中毒の場合は、原因となる食べ物を食べた後1日から数日後に症状が現れます。それに比べて毒素型食中毒の場合は数時間と比較的短いことが特徴です。

 治療には抗生物質が有効な場合もありますが、基本的には対症療法となります。下痢や嘔吐によって体内の水分が失われるので、脱水状態にならないよう水分補給が重要です。体内に吸収されやすい経口補水液などを少量ずつ摂取するようにしましょう。

激しい腹痛や下痢があり水分が十分に摂取できない場合、血便がみられているような場合は、早めに受診しましょう。

 なお、下痢が続いて日常生活に支障をきたすからと、自己判断で下痢止め薬を使う方もいらっしゃいますが、下痢は体にとって悪いものを体外に排出しようとする生体の反応なので、安易に下痢止めを服用することはやめましょう。

手を洗う

予防がなにより大切です!

ご家庭でできる食中毒予防法を、厚労省の提唱する6つのポイントに沿ってご説明します。

(1)食品の購入

  • 生鮮食品は新鮮なものを購入する
  • 表示のある食品は、消費期限などを確認し、購入する
  • 生鮮食品などのように冷蔵や冷凍などの温度管理の必要な食品の購入は、買い物の最後にする

(2)食品の保存

  • 冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れる
  • 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意。目安は7割程度

(3)下準備

  • 手を洗う。生の肉、魚、卵を取り扱った後には、再度手洗い。途中で動物 に触ったり、トイレに行ったり、おむつを交換したり、鼻をかんだりした後 の手洗いも重要
  • 肉や魚などの汁が、果物やサラダなど生で食べる物や調理の済んだ食品にかからないようにする
  • 生の肉や魚を切った後、洗わずにその包丁やまな板で、果物や野菜など生で食べる食品や調理の終わった食品を切らない。洗ってから熱湯をかけたのち使う。包丁やまな板は、肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて、使い分けるとさらに安全
  • ふきんの汚れがひどい時には、清潔なものと交換する。漂白剤に一晩つけ込むと消毒効果がある。

(4)調理

  • 加熱して調理する食品は十分に加熱する。加熱を十分に行うことで、もし、食中毒菌がいたとしても殺すことができる。目安は、中心部の温度が75度で1分間以上加熱すること

(5)残った食品

  • 時間が経ち過ぎたら、思い切って捨てる
  • 残った食品を温め直す時も十分に加熱する。味噌汁やスープなどは沸騰するまで加熱する
  • すこしでも怪しいと思ったら、食べずに捨てる。

食中毒には気を付けて、夏のおいしいものをたくさん食べましょうね!

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