早めが肝心、花粉症対策!第2回:期待の新薬も!花粉症の最新治療

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早めが肝心、花粉症対策!第2回:期待の新薬も!花粉症の最新治療

 皆さんこんにちは。看護師の瀧口です。

 花粉症対策、第2回目は、気になる治療方法について。

 従来の飲み薬、点鼻・点眼薬のほかにも、効果が数年続くレーザー治療、そして、根治を目座す治療法(減感作療法)などがあります。なかでも減感作療法は、2014年に新たに健康保険適用となったお薬もあり、期待されています。

 それぞれについて、お話ししましょう。

はじめが肝心、対症療法

 花粉症と診断されると、症状に応じて、内服薬、点眼薬、点鼻薬などが処方されます。

 花粉症の治療は年々進歩しており、近年では初期療法を行うことで症状を抑えられるようになってきました。

 “初期療法”とは、症状が現れる直前あるいは症状が現れた後すぐに始める治療です。効果には個人差がありますが、症状が悪化する前に薬を使用することで鼻の粘膜が過敏になるのを抑え、症状をコントロールしやすくします。

 毎年症状に悩まされているのに、喉元過ぎれば熱さを忘れる・・・で、症状が出てから慌てて病院を受診する方も多いですよね。今年はぜひ、早めに受診しましょう。

はじめが肝心、対症療法

鼻を手術、と聞くと怖いけど・・・

 重症の場合は、鼻粘膜をレーザーメスなどで焼く(焼灼する)手術が勧められることもあります。手術と聞くと「ちょっと怖いな」と感じますが、手術そのものに要する時間は10~30分間程度で、日帰りで受けることができます。痛みもわずかで、出血もごく少量です。健康保険が適用され、自己負担額は1万円程度です。

 効果が現れるまでに数週間~1か月ほどかかるので、早めの治療が必要ですが、症状が劇的に改善する方も多く、近年広まってきました。

 しかし、残念ながら根治療法ではなく、鼻粘膜の再生にともなって症状が再発します。効果の継続期間には個人差があり、半年から数年程度です。

鼻を手術、と聞くと怖いけど・・・

根治を目指す!減感作療法

 現在、根治治療に最も近いのが、減感作療法(げんかんさりょうほう)です。

 スギなどの花粉に対して体が拒否反応を起こし、つらい症状として現れるのが花粉症です。減感作療法は、花粉の中のアレルギーを起こす物質を体にわざと取り込んで体を慣らし、拒絶反応(“感作”といいます)を減らすという治療法です。

 ところがこの減感作療法、これまではあまり人気がありませんでした。と言うのも、この治療を受けるには、2年以上、定期的に注射を受ける必要があったのです。

 そこに期待の新星が現れました。新たに保険適用となった飲み薬(「シダトレン」)です。注射の痛みがなく、ただ毎日、舌のうらへスプレーするだけの簡単な治療法です。自宅でできるので通院回数を減らせることが一番のメリットで、欧州では既に一般的治療になっているようです。

 ただし、2年以上継続してから効果が出てくるので、残念ながら今年の花粉症には間に合いません。

 また、副作用にも注意が必要です。希望される場合は、このお薬を扱う資格のある医師にまず相談しましょう。

著者情報
 瀧口 景子
瀧口 景子

看護師

看護師。早稲田大学大学院修了。都内大学病院に勤務後、企業に勤務。看護学生、新人看護職員らを対象とする医療安全講師としても活動中。

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