淤血(おけつ)とは?血流を改善する食材とは?

著者:片山 尚美
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淤血(おけつ)とは?血流を改善する食材とは?

 みなさん、こんにちは。薬剤師で薬膳アドバイザーをしている片山です。

 みなさんの健康を「食」からサポートするため、「薬膳」についてコラムを書かせていただいております。

 薬膳の基本は、「季節の食材を楽しむこと」です。

一緒に季節を感じながら、薬膳を楽しく実践していきましょう!

 朝晩もぐっと冷え込むようになり、周りではマスクをした方を多く見かけるようになりました。

 寒くなると冷え性を始め、腰痛や関節痛を訴える患者さんが増えてきます。その原因の一つは、「血流の循環が悪くなるから」―これは、東洋医学でも同じ考え方なのです。

「血流が悪いこと=淤血(おけつ)」

 この記事に携って下さっているスタッフさんより、“長時間のデスクワークで、血流が悪くなり、肩こりや腰痛、足が痛くなることが悩みです”とのお話しを伺いました。

みなさんの中にも同様のお悩みを抱えていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。そこで、今回は血流を改善する食材についてお話ししたいと思います。

淤血について

 淤血とは、血の量が足りない=貧血とは異なり、「血の巡りが悪い状態」。

 特徴は、およそ3つあります。

  1. 痛みがある→:頭痛、歯痛、肩の痛み、神経痛、腹痛、婦人下腹痛、腰痛など。
  2. しこりがある→肩こり、腫瘍、子宮筋腫。
  3. 黒ずみがある→打撲、ねんざ、唇・舌・顔の色や女性の場合は経血が暗いまたは黒っぽいなど。

原因は様々ですが、一部をご紹介します。

  • 年齢に伴い、血管の弾力が失われるため。
  • 運動不足などで、血液循環が悪化するため。
  • 不規則な生活習慣で、消化器官に負担がかかり、血液循環が悪化するため。
  • 脂質や糖質を摂りすぎることにより、血液がドロドロになるため。(少し語弊がありますが)
  • ストレスによって、(東洋医学的には)気の巡りが悪くなり、血の巡りが悪化するため。

 わたし自身が淤血体質なので、当てはまる項目は多いと思います(笑)私の場合、強めにマッサージすると、翌日は青あざができることもあります。

 まず、簡単で物理的に有効な方法としては、軽い運動、ストレッチ、マッサージがあります。つま先立ちを行う、背伸びをする、深呼吸など、お仕事の合間に、移動中の車内等、時々取り入れてみるとよいでしょう。

淤血にイイ食材とは?

 これからの寒い冬は、特に症状が悪化しやすくなりますので、今回はご家庭でも使える食材で「淤血」を改善する方法をご紹介します。

 淤血とは、血の量が足りない=貧血とは異なり、「血の巡りが悪い状態」。血の巡りを良くする食材がとても有用です。

 また、薄着や冷たい飲み物などは、極力控えて身体を温めることが大切です。

全体のポイント

  1. 食材のポイントは、“温熱性”と“辛み”で、身体を温めること。
  2. お肉よりも、青魚を積極的にとりましょう。
  3. バターや生クリームなどの脂肪分は控えめに。ケーキよりも、あんこを使った大福の方がいいですね。

それでは、個々にお伝えしたいと思います。

食材について

【穀類・豆類】・・・黒豆、小豆、大豆など

【野菜・きのこ類】・・・玉ねぎ、らっきょう、ニラ、キャベツ、里芋、黒きくらげ、ニンニクなど

※玉ねぎは、胃腸の弱い方は生食ではなく加熱して使いましょう。

【果物・木の実類】・・・ブルーベリー、桃など

【魚介類】・・・カツオ、タラ、青魚など

【調味料】・・・お酒、お酢、黒砂糖

【飲み物】・・・ウーロン茶、杜仲茶、紅茶など

 これが全てではありませんが、参考にしてみてください。

 また、妊娠されている方は、淤血を改善する食材を摂りすぎると、活血(血の巡りを良くする)作用によって、流産等の危険性もあります。

 使う食材や漢方薬については、薬剤師や栄養士の方に、ぜひご相談くださいね。

著者情報
片山 尚美
片山 尚美

薬膳アドバイザー

千葉大大学院修了後、薬剤師として病院内薬局、ドラッグストアに5年勤務後、予防医学の実現のために東洋医学を学ぶ。そこで「薬膳」の魅力を知り、人々の「健康と幸せ」を予防医学で実現するため薬膳アドバイザーとして全国で講演会やレストラン、福祉施設などで薬膳の魅力を伝えている。

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